生物の体を構成する糖、アミノ酸、脂質といった物質は、全ての生物に代謝経路が備わっています。しかし、石油のような非生体物質は、石油分解菌のような特定の生物でしか分解することができません。石油分解菌は、石油成分を代謝できる酵素を持っており、そのため石油成分を分解できるのです。
これまでにも述べてきた通り、石油には様々な成分が含まれており、成分の種類によって分解菌の種類も異なっています。しかし、いずれの成分も、最終的にはβ酸化経路(脂質の代謝経路)やTCA回路といった一般の生物も持つ代謝経路に組み込まれ、無機化されます。
