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石油汚染とバイオレメディエーション 微生物の力で石油で汚染された環境を浄化します

石油で汚染された海を微生物の力で浄化する調査についてのご紹介

熱帯海域の石油汚染をバイオレメディエーション技術で浄化する初の調査

 インドネシアのマラッカ海峡及びロンボク海峡は、石油の国際輸送において極めて重要な地点です。この海域は日本向けを含めた多くのタンカーが石油の海上輸送をしていますが、幅が狭い海域をたくさんの船舶が行き来しているため、船舶の集中による接触事故や海洋汚染などの発生が懸念されています。このことから、マラッカ海峡とロンボク海峡の2地点における石油流出事故の発生を想定し、その対策を整備しておく必要があります。

 石油で汚染された沿岸部の長期的な環境修復技術として、バイオレメディエーションという技術があります。生物の力を借りて環境浄化を行うこの技術は、環境負荷が少ないため注目されていますが、インドネシア沿岸域はもとより熱帯海域でのバイオレメディエーションの研究は皆無であるというのが現状でした。

 このWeb サイトでは、石油で汚染された海を生物の力で浄化するために行われた、熱帯海域における初のバイオレメディエーション調査の結果をご紹介します。
 (調査結果ページで紹介している内容は実験等により得られたものであり、特定の業者・製品等を優遇する意図はありません。)

バイオレメディエーションとは?
バイオレメディエーションとは?

 バイオレメディエーションとは、生物の力を利用して環境汚染物質を除去する技術のことです。 化学物質ではなく微生物の力を利用するため、環境負荷の少ない技術として注目されています。

バイオレメディエーションとは何か?
  • バイオレメディエーションとは?
  • 分解者としての微生物
  • 古典的なバイオレメディエーション −活性汚泥法−
  • 有害物質を分解する微生物達
  • バイオスティミュレーションとバイオオーグメンテーション
 
インドネシア海域からの石油分解菌の分離とその解析
インドネシア海域からの石油分解菌の分離とその解析

 インドネシア海域に生息する石油分解菌について、基礎的な情報を得るための調査を行いました。分離した石油分解菌について、調査結果をご紹介します。

インドネシア海域からの石油分解菌の分離とその解析
  • 実施概要
  • 石油分解微生物の検出とその多様性
  • 石油分解遺伝子の多様性
  • 石油分解微生物の特性の解明
  • 石油分解微生物を活性化する条件の検討
  • 菌株の提供(現在公開準備中)
 
インドネシア海域におけるバイオレメディエーション実証実験
インドネシア海域におけるバイオレメディエーション実証実験

 インドネシア海域の石油分解菌に関する調査を元に、熱帯海域での実証試験を行いました。  砂浜海岸に漂着した石油の、バイオスティミュレーションによる汚染拡散状況や、それに必要な緩効性肥料の供給方法に関する調査結果をご紹介します。

インドネシア海域におけるバイオレメディエーション実証実験
  • 調査の目的・方法
  • 調査結果
菌株の提供

菌株の提供  本調査で得られた石油分解菌の提供を行う予定です。

 
本調査について

本調査について
 本調査は、NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)が、MBI(株式会社海洋バイオテクノロジー研究所)と共に、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの受託事業として平成17年度から平成20年度まで実施しました。

 本調査結果が石油資源の輸送・保管にかかる問題解決に取り組む方々に広く活用され、エネルギーや資源の確保と、その利用にあたっての安全と環境の保全に役立ち、地球環境問題への貢献や関連諸国に対する国際的な貢献として意義のあるものとなることを期待しています。

バイオレメディエーションによる石油分解の基礎知識
プロローグ
石油の現状
  • 世界と日本の石油消費量
  • 石油の生産地とオイルロード
  • 世界の石油流出事故
石油とは何か?
  • 石油のなりたち
  • 石油の成分
  • 石油の毒性
石油流出事故 −流出石油の運命−
  • 石油の風化
  • 流出石油が環境に及ぼす影響
  • 流出石油の処理
  • 海岸のクリーンアップ
バイオレメディエーションとは何か?
  • バイオレメディエーションとは?
  • 分解者としての微生物
  • 古典的なバイオレメディエーション
  • 有害物質を分解する微生物達
  • バイオスティミュレーションとバイオオーグメンテーション
石油を分解する微生物
  • どんな微生物が石油を分解するか?
  • 好気的な石油の分解
  • (1)飽和炭化水素の分解
  • (2)芳香族炭化水素の分解
  • (3)レジン・アスファルテンの分解
  • 嫌気的な石油の分解
  • 微生物が作る界面活性剤
  • 流出油の分解実験
石油流出事故におけるバイオレメディエーション
  • エクソン・バルディーズ号事故の概要
  • バイオレメディエーション技術とその成果
  • その他の事例
  • 日本におけるバイオレメディエーション
  • 環境庁(当時)の実環境実験
バイオレメディエーションの現状と課題
  • バイオレメディエーション技術の現状
  • 有効性の評価
  • 安全性の評価
  • 油濁損害の補償
  • 規制(日本の場合)
  • 規制(アメリカの場合)
石油流出事故に対する対応
  • 石油流出事故に対処する組織
  • 環境脆弱性の調査
  • 石油流出事故に対する装備と訓練
インドネシア海域からの石油分解菌の分離とその解析
実施概要
石油分解微生物の検出とその多様性
石油分解遺伝子の多様性
石油分解微生物の特性の解明
石油分解微生物を活性化する条件の検討
菌株の提供
インドネシア海域におけるバイオレメディエーション実証実験
調査の目的・方法
調査結果
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