
引用文献
引用文献1
Dinh, H. T., Kuever, J., Mussmann, M., Hassel, A. W., Stratmann, M., and Widdel, F. (2004) Iron corrosion by novel anaerobic microorganisms. Nature 427(6977): 829-832.
この論文の著者たちは、金属鉄を
電子供与体として生育できる
硫酸塩還元菌を分離した。これらの分離株、および、代表的な
硫酸塩還元菌の一つである
Desulfovibrio salexigensを用いて、菌の存在下での金属鉄の腐食速度を比較した。
Desulfovibrio salexigens存在下での腐食速度は、菌が存在しない時の化学的腐食速度とほぼ同じであったが、著者たちが分離した
硫酸塩還元菌の1つ、IS4株が存在すると、腐食速度は約10倍になった。この実験結果から、すべての
硫酸塩還元菌が微生物腐食を起こすのではなく、一部の
硫酸塩還元菌のみが腐食能をもつことが明らかになった。また、腐食のメカニズムを説明する
陰極脱分極説では、この実験結果は説明できない。
引用文献2
Uchiyama, T., Ito, K., Mori, K., Tsurumaru, H. and Harayama, S. (2010) Iron-corroding methanogen isolated from a crude-oil storage tank. Appl. Envrion. Microbiol. 76: 1783-1788 .
本調査事業の成果のうち、
Methanococcus mariplaudis KA1株(NBRC102054)による金属腐食に関して発表された論文です。

参考文献
腐食防食協会編「エンジニアのための微生物腐食入門」丸善株式会社(2004)