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ゲノム解析部門(NGAC)
アンフィバチルス属細菌(Amphibacillus xylanus NBRC 15112T
微生物の概要

 Amphibacillus xylanus NBRC 15112Tは、1992年に東京農業大学の新村らによって、アルカリ性堆肥からキシラン資化性菌として分離された偏性アルカリ性細菌である。
 カタラーゼや呼吸鎖を欠如するなど嫌気性菌的な特徴を有する一方、強力な過酸化物分解系を持ち、好気性菌に匹敵する酸素ストレス防御能を示す。
 そのため、本菌は絶対嫌気条件から高酸素条件まで同等に生育するという特徴を持っている。

 本菌が属するHAグループは、バチルスと乳酸菌群の中間に位置し、近年重要な菌株が相次いで分離されるなど、その重要性が増してきている。
 本株はHAグループで最初に分離された株であることから、この群を代表する株として多くの研究実績を持っている。

 本菌のゲノム解析によって、代謝系および酸素ストレス防御系の全容を明らかにすることにより、生物界に広く存在する過酸化物の発生系・分解系に関する研究の促進や、活性酸素ストレス防御法の開発等に寄与することが期待される。
 また、本菌が酸素の存在に関係なく生育し、強力な酵素生産能を有することから、バイオマス分野での活用など、幅広い分野での応用が期待される。
   

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