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ゲノム解析部門(NGAC)
グルコンアセトバクター属酢酸菌(Gluconacetobacter xylinus NBRC 3288
微生物の概要

 戦後まもなく食酢から分離され、その後IFO、NBRCによって維持されてきた酢酸菌であり、バクテリアセルロースの生産菌として多くの研究がなされている代表的な株である。
 G. xylinusは種々の醸造酢やアルコール飲料中に見いだされるほか、本菌が作るセルロースを主成分とする厚膜は、ナタデココや酢コンニャクとして食用に供されており安全性が高い。

 Acetobacter属酢酸菌が持つ強いアルコール酸化能や酢酸耐性とは対照的に、本菌は強い酢酸過酸化能(酢酸資化能)を持つ。また合成する多糖の成分が異なるなど両属の酢酸菌には際立った差異が認められる。
 本菌のゲノム解析を行いAcetobacter属酢酸菌と比較することにより、それぞれが持つ優れた特徴をゲノムレベルで明らかにできると期待される。
 また、本菌が生産するセルロースは植物由来のセルロースとは特性が異なるため、製紙、医療材料など様々な分野への応用が可能であり、ゲノム解析によってセルロースの生産性を高めたり、構造や特性の異なるバイオポリマーを生産するための技術開発が可能になると期待される。

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