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ゲノム解析部門(NGAC)

Deferribacter desulfuricans のゲノム解析に係る共同研究事業先の公募について

平成17年12月28日
独立行政法人製品評価技術基盤機構

  1. 趣旨
     独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下、「NITE」という)では、生物遺伝資源に関する情報の高付加価値化を図るため、国民の健康の維持・増進、安全で安心な国民生活の確保、新たなバイオテクノロジー産業の創成、環境調和型循環社会の実現等、社会的に意義のある微生物を中心に、ゲノム解析(塩基配列の決定、遺伝子解析等)を行い、それらの成果を順次提供しています。この度NITEでは、好熱嫌気性細菌Deferribacter desulfuricans SSM1株(NBRC101012)について、ゲノム塩基配列決定、遺伝子機能解析等のゲノム解析を行う共同研究を実施することといたしました。
     つきましては、本事業において当機構との共同研究を希望する研究機関等は、次の要領に従いご応募下さい。

  2. 共同研究の概要
    (1)目的
     Deferribacter desulfuricans SSM1株は海洋科学技術センター(現独立行政法人海洋研究開発機構)により、小笠原弧の水曜海山という深海底熱水活動域のチムニーから分離された好熱性の絶対嫌気性細菌です。種々の有機化合物や水素をエネルギー源とし、硫黄、硝酸、ヒ酸などを電子受容体として生育することができます。類縁の菌が他の熱水活動域や油田の間隙水などに多数生息していることがわかっており、地球規模のエネルギー循環、物質循環を理解するうえでキーとなる微生物群の一つと考えられています。また、本菌が属するDeferribacteres門ではこれまでゲノム解析された菌がないことから、エネルギー・炭素代謝、重金属耐性、難分解化合物の分解等に関わる新しい遺伝子群が発見される可能性が極めて高いと考えられます。
     本共同研究では、Deferribacter desulfuricans SSM1株のゲノム解析を行い、本菌が持つ代謝系の全体像を明らかにすることによって、本菌および類縁菌についての研究開発に資することを目的とします。
    (2)共同研究の内容
     本共同研究では、NITEがDeferribacter desulfuricans SSM1株の塩基配列の決定を行い、共同研究先がこれらに関する情報の高付加価値化および当該情報を利用した新規技術開発等を行うことを予定しています。NITEにおける塩基配列の決定は、当初ゲノムサイズの8倍程度のデータをホールゲノムショットガン法で取得することとしますが、共同研究先との協議により、さらに追加の解析を行う可能性があります。また、共同研究先は塩基配列決定情報や、決定で用いたDNAクローンのうち、必要なものについて公開前に利用することができます。
    (3)研究予算及び実施場所
     研究予算については、NITEが実施する塩基配列の決定に要する費用以外は、提案者側の負担とします。また、提案者側の研究実施場所については、原則として提案者側保有の施設とします。ただし、研究内容によっては、NITEの施設及び設備を一部利用することも可能です。
    (4)共同研究契約
     本共同研究については、事業開始前にNITEと共同研究契約を締結するものとします。
    (5)共同研究事業の期間及び開始時期
     本共同研究事業の期間は、当該共同研究契約の締結日から平成19年度末までを予定しています。
     なお、事業の開始時期は、平成18年2月を予定しています。

  3. 応募案内
    (1)募集期間
     平成17年12月28日〜平成18年1月27日
    (2)応募資格
    (1)応募者として、次の要件を満たすことが必要です。
    1) 日本国内に研究施設を有する単独あるいは複数で共同研究を希望する研究機関(企業、研究組合、独立行政法人、公益法人、大学等)であること。
    2) 上記目的の達成及び計画の遂行に必要な研究開発の人員並びに設備を有していること。
    3) 本共同研究を円滑に遂行する際に必要な経営基盤を有していること。
    4) NITEが共同研究の進捗管理をするうえで必要とする措置を、適切に遂行できる体制を有していること。
    (2)共同研究事業の内容として、次の要件を満たすことが必要です。
    1) 知的基盤整備の観点から、本共同研究事業終了後に報告書(学術論文を含む。)を作成し、本共同研究事業により得られた成果のうち、塩基配列及びアノテーション情報等については、原則としてNITEから公開できること。
    2) 本共同研究事業を複数の研究機関等で共同して実施する場合、各研究機関等間の明確な責任と役割が示されていること。
    (3)応募方法
     共同研究を希望する応募者は、募集期間中に、次の提案書等を郵送(書留)又は持参にて提出して下さい。
     なお、提案要領等の書類が下記よりダウンロードできますのでご参照ください。
    ○提案要領 【PDF】 【Word Doc】
    ○共同研究契約書(案) 【PDF】


  4. 共同研究先の決定等
    (1)共同研究先の決定
     共同研究先の選定は、受理した提案書、NITEが必要に応じ別途行う調査等を基に所定の手続きに従い行います。
    (2)選考基準
    1) 共同研究業務に関する提案書の内容が次の各号に適合していること。
    (1) 当該共同研究事業の目的がNITEの意図と合致していること。
    (2) 当該共同研究事業の方法及び内容等がNITEの示す次の要件と合致し、かつ、優れていること。
    当該共同研究事業が、NITEが決定するDeferribacter desulfuricans SSM1株の塩基配列に関する情報の高付加価値化又は当該情報を利用した新規技術開発等を行うものであること。
    得られた成果が原則としてNITEで公開できること。
    2) 当該共同研究等を行う体制が整っていること。
    3) 契約の締結・協議、研究の進捗管理や成果の取扱いについて、適切に管理・遂行出来る体制を有していること。
  5. 提案書等の提出期限及び提出先
    (1)提出期限
       平成18年1月27日(金)17:00必着
    (2)提出先
    〒151−0066 東京都渋谷区西原2−49−10
    独立行政法人製品評価技術基盤機構
    バイオテクノロジー本部計画課 岡野 三智男(宛)
        電 話:03(3481)1933
        FAX:03(3481)8424
    なお、ファクシミリ及びE-mailでの提案書の提出は受け付けておりません。


  6. 本件に関するお問合せ先
     〒151−0066
     東京都渋谷区西原2−49−10
     独立行政法人製品評価技術基盤機構
     バイオテクノロジー本部計画課 岡野、大塚
        電話:03(3481)1933
        FAX:03−3481−8424
        E-mail:collabo@nite.go.jp



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