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ゲノム解析部門(NGAC)

Gluconacetobacter xylinus のゲノム解析に係る共同研究事業先の公募について

平成18年9月11日
独立行政法人製品評価技術基盤機構

  1. 趣旨
     独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下、「NITE」という)では、バイオテクノロジー及びその産業化の技術基盤となる生物遺伝資源の利活用を促進するため、NITEが保有する生物遺伝資源のうち世界的に未解析である分類群を代表する微生物のゲノム解析等を行い、情報を整備し、それら生物遺伝資源に係る情報等を提供しています。また、社会的・政策的に意義のある微生物のゲノム解析等を、その要請に応じて積極的に実施しています。この度、NITEでは、Gluconacetobacter xylinus NBRC 3288株 について、ゲノム塩基配列決定、アノテーション、遺伝子機能解析等のゲノム解析を行う共同研究を実施することといたしました。
     つきましては、本事業において当機構との共同研究を希望する研究機関等は、次の要領に従いご応募下さい。

  2. 共同研究の概要
    (1)目的
     Gluconacetobacter xylinus NBRC 3288株は、戦後まもなく食酢から分離され、その後、財団法人発酵研究所(IFO)、NITE生物遺伝資源部門(NBRC)によって維持されてきた酢酸菌であり、バクテリアセルロースの生産菌として多くの研究がなされている代表的な株です。Gluconacetobacter xylinus は種々の醸造酢やアルコール飲料中に見いだされるほか、本菌がつくるセルロースを主成分とする厚膜は、ナタデココや酢コンニャクとして食用に供されており、安全性が高いものとして知られています。
     Acetobacter属酢酸菌が持つ強いアルコール酸化能や酢酸耐性とは対照的に、本菌は強い酢酸過酸化能(酢酸資化能)を持っています。また、合成する多糖の成分が異なるなど両属の酢酸菌には際だった差異が認められることから、本菌のゲノム解析を行い、Acetobacter属酢酸菌と比較することによって、それぞれが持つ優れた特徴をゲノムレベルで明らかにできるものと考えております。
     一方、本菌が生産するセルロースは、植物由来のセルロースとは特性が異なるため、製紙、医療材料など、様々な分野への応用が考えられ、本菌のゲノム解析によって、セルロースの生産性の向上や構造・特性の異なるバイオポリマーの生産技術の開発につながるものと期待されます。
     本共同研究では、Gluconacetobacter xylinus NBRC 3288株のゲノム解析を行うとともに、本菌およびそれに由来する遺伝子資源の学術・産業利用を促進することを目的とします。
    (2)共同研究の内容
     本共同研究では、NITEがGluconacetobacter xylinus NBRC 3288株の塩基配列の決定を行うとともに、NITEと共同研究先が協力してアノテーションを実施することを予定しています。共同研究先は公開前の塩基配列情報や、DNAクローンを利用した研究開発を行うことができます。NITEにおける塩基配列の決定は、当初ゲノムサイズの8倍程度のデータをホールゲノムショットガン法で取得することとしますが、共同研究先との協議により、さらにNITE単独もしくは共同で追加の解析を行う可能性があります。
    (3)研究予算及び実施場所
     研究予算については、NITEが実施する塩基配列の決定及びアノテーションに要する費用以外は、提案者側の負担とします。また、提案者側の研究実施場所については、原則として提案者側保有の施設とします。ただし、研究内容によっては、NITEの施設及び設備を一部利用することも可能です。
    (4)共同研究契約
     本共同研究については、事業開始前にNITEと共同研究契約を締結するものとします。
    (5)共同研究事業の期間及び開始時期
     本共同研究事業の期間は、当該共同研究契約の締結日から平成19年度末までを予定しています。
     なお、事業の開始時期は、平成18年11月を予定しています。

  3. 応募案内
    (1)募集期間
     平成18年9月11日〜平成18年10月13日
    (2)応募資格
    1)応募者として、次の要件を満たすことが必要です。
    (1) 共同研究を実施するために必要な研究施設を有する単独あるいは複数で共同研究を希望する研究機関(企業、研究組合、独立行政法人、公益法人、大学等)であること。
    (2) 上記目的の達成及び計画の遂行に必要な研究開発の人員並びに設備を有していること。
    (3) 本共同研究を円滑に遂行する際に必要な経営基盤を有していること。
    (4) NITEが共同研究の進捗管理をするうえで必要とする措置を、適切に遂行できる体制を有していること。
    2)共同研究事業の内容として、次の要件を満たすことが必要です。
    (1) 知的基盤整備の観点から、本共同研究事業終了後に報告書(学術論文を含む。)を作成し、本共同研究事業により得られた成果のうち、塩基配列及びアノテーション情報等については、原則としてNITEから公開できること。
    (2) 本共同研究事業を複数の研究機関等で共同して実施する場合、各研究機関等間の明確な責任と役割が示されていること。
    (3)応募方法
    共同研究を希望する応募者は、募集期間中に、次の提案書等を郵送(書留)又は持参にて提出して下さい。
     なお、提案要領等の書類が下記よりダウンロードできますのでご参照ください。
    ○提案要領 【PDF】(300kb) 【Word Doc】(170kb)
    ○共同研究契約書(案) 【PDF】(160kb)

  4. 共同研究先の決定等
    (1)共同研究先の決定
     共同研究先の選定は、受理した提案書、NITEが必要に応じ別途行う調査等を基に所定の手続きに従い行います。
    (2)選考基準
    1) 共同研究業務に関する提案書の内容が次の各号に適合していること。
    (1) 当該共同研究事業の目的がNITEの意図と合致していること。
    (2) NITEのゲノム解析の効率化に資するものであること。
    (3) 当該共同研究事業の方法及び内容等がNITEの示す次の要件と合致し、かつ、優れていること。
    当該共同研究事業が、NITEが決定するGluconacetobacter xylinus NBRC 3288株の 塩基配列に関する情報の高付加価値化又は当該情報を利用した新規技術開発等を行うものであること。
    得られた成果が原則としてNITEで公開できること。
    2) 当該共同研究等を行う体制が整っていること。
    3) 契約の締結・協議、研究の進捗管理や成果の取扱いについて、適切に管理・遂行出来る体制を有していること。

  5. 提案書等の提出期限及び提出先
    (1)提出期限
       平成18年10月13日(金)17:00必着
    (2)提出先
    〒151−0066 東京都渋谷区西原2−49−10
    独立行政法人製品評価技術基盤機構
    バイオテクノロジー本部ゲノム構造解析課 高橋 保(宛)
       電話:03(3481)8423
       FAX:03(3481)1962
    なお、ファクシミリ及びE-mailでの提案書の提出は受け付けておりません。

  6. 本件に関するお問合せ先
      〒151−0066
     東京都渋谷区西原2−49−10
      独立行政法人製品評価技術基盤機構
      バイオテクノロジー本部ゲノム構造解析課 堀川、高橋
        電話:03(3481)8423
        FAX:03(3481)1962
        E-mail:gcollabo @ bio.nite.go.jp



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Mail: bio@nite.go.jp
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