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ゲノム解析部門(NGAC)
ストレプトミセス属放線菌(Streptomyces avermitilis MA-4680T (= NBRC 14893T)
      [synonym: Streptomyces avermectinius MA-4680T])
 病原菌による感染症の治療には抗生物質を含む多くの抗菌薬が使用されています。これらの抗生物質の多くは土の中に住んでいる放線菌という微生物が創り出しています。放線菌は、細胞生物学的に一般細菌と全く同じ原核細胞生物特有の細胞構造を有しています。1944年に結核治療薬として発見されたストレプトマイシンをはじめ、今日までに放線菌から多くの抗生物質や工業的に重要な2次代謝産物が発見され、我々の社会にとって多大な貢献をしています。
 Streptomyces属は原核生物の中でも最大級である約8〜9Mbpからなる線状構造の染色体を有しています。Streptomyces avermitilisは、強力な抗寄生虫薬の原料であるエバーメクチンを生産する菌として有名であり、今回のゲノム解析の結果、Streptomyces属の新たな抗生物質生産につながる遺伝子が新たに発見されており、医薬品などの分野を中心とした産業利用に大いに資することが期待されます。


Streptomyces avermitilis MA-4680 電子顕微鏡写真
池田教授(北里大学) 提供

ゲノムサイズ: 9,025,608塩基対(約9.03M bp)
ORF(推定遺伝子領域) 7,575箇所
GC含量: 70.7%
発表論文: Complete genome sequence and comparative analysis of the industrial microorganism Streptomyces avermitilis.
(産業微生物Streptomyces avermitilisの全塩基配列と比較解析)
Nature biotech. 21(5), 526-31 (2003)
データベース: DOGAN
NBRC*番号: 14893T
共同研究先: 社団法人北里研究所(現 学校法人北里研究所)
関連サイト: Genome Project of Streptomyces avermitilis (北里大学)
(*) NBRCホームページ: http://www.nbrc.nite.go.jp/

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