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ゲノム解析部門(NGAC)
メタノコッカス属古細菌(Methanococcus maripaludis KA1
及びOS7(NBRC 公開準備中))
微生物の概要

 Methanococcus maripaludis KA1は、2006年にNITE生物遺伝資源開発部門(NBDC)の内山らによって、またOS7は、2007年にNBDCの鶴丸らによって、石油備蓄基地の石油スラッジから分離されたメタン生成古細菌である。

 これらの菌は、鉄を電子供与体とし、二酸化炭素を炭素源として独立栄養的に生育する。
 この性質により、嫌気条件下で鉄を著しく腐食させる能力を持つ。
 特にKA1は、嫌気的な環境下において激しい金属腐食を引き起こす微生物として、世界で初めて純粋培養されたものである。
 また本菌による腐食反応は、鉄を炭酸鉄へと変化させるものであり、これまで化学反応に起因すると考えられていた炭酸腐食に微生物の関与を明らかにした点でも極めて重要である。

 これらの菌のゲノム解析を行い、金属腐食能を持たない同種株のゲノムと比較を行うことにより、莫大な経済的損失をもたらしている金属腐食に関与する遺伝子の同定や、腐食反応のメカニズムの解明につながるものと期待される。

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