平成12年7月、食中毒や院内感染等で話題となった黄色ブドウ球菌のシーケンスを行いました。
その後、さらに解析を進め、平成13年2月全塩基配列の決定を行いました。現在、世界中で黄色ブドウ球菌のゲノム塩基配列解析が進行していますが、全ゲノムの塩基配列データが公開されたのはこの菌が初めてです。
当機構の解析したStaphylococcus aureus N315はペニシリン・セフェム系などの抗生物質に対する耐性を獲得しやすく、世界中の病院に広く蔓延している院内感染菌MRSAが生まれる元となった菌であり、塩基配列データを利用して感染治療薬、感染予防法などの開発が期待できます。
本ゲノム解析の成果は英国の医学雑誌「The Lancet」に掲載されるなど高い評価を得ています。
平成13年4月からゲノムデータの公開を行っています。

平松教授(順天堂大学) 提供
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