ゲノム解析部門で最初に解析の対象として選定したPyrococcus horikoshii OT3T(= NBRC 100139T)は、潜水艇「しんかい 2000」を用いた「DeepStar計画」によって沖縄海溝内の熱水鉱床付近から単離された超好熱古細菌です。
このP. horikoshii OT3T(= NBRC 100139T)は絶対嫌気性であり、硫黄の存在下で88 ℃から104 ℃(至適生育温度:98 ℃)の温度範囲で生育し、ゲノムは環状DNAであるなどの特徴をもっています。
P. horikoshii OT3T(= NBRC 100139T)のゲノム(1.74メガ塩基対)の解析結果から推定される2,061個の遺伝子や、高温で生育するこの菌の生産するタンパク質の耐熱性の特徴を解析することは、タンパク質化学的にも興味深いことですし、さらに耐熱性を利用した新しい有機物質製造プロセスの開発にも貢献することが期待されます。

Dr. Masuchi (Jet Propulsion Lab.) 提供
(*)NBRCホームページ: http://www.nbrc.nite.go.jp/
|