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スフィンゴビウム属細菌(
Sphingobium japonicum
UT26S(=
NBRC 101211
))
微生物の概要
重要な環境汚染物質である有機塩素系農薬ヘキサクロロシクロヘキサン(HCH)の連用圃場から分離された株で、HCHの分解研究における世界的標準株と位置づけられ我が国を中心として多くの研究実績がある。
これまでの研究により本株のHCH分解能力は比較的最近獲得されたことが示唆されていることから、本菌のような環境常在菌が新規な代謝能力を獲得する機構を研究するうえで、重要なモデル微生物の一つと考えられており、ゲノム解析を行う意義が高い。
同じ属でこれまでゲノム解析された株はない。
Sphingobium
属細菌や近縁の
Sphingomonas
属細菌からは、HCHやPCBなどの有機塩素化合物、各種の内分泌撹乱物質、天然・非天然の高分子化合物など様々な難分解物質を分解する活性を持つ株が多数みつかっており、本株もHCHだけでなく、他の有機ハロゲン化合物や芳香族化合物に対して多彩な代謝能力を持つことが知られている。
ゲノム解析によって潜在的な代謝系を明らかにすることにより、微生物を用いた環境浄化、有用物質生産、毒物の解毒などへの応用が進むことが期待される。
共同研究
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