English site


ビタミン生産

概要

ビタミン は、生物の生存・生育に微量に必要な栄養素のうち、タンパク質、脂肪、炭水化物、無機質および水以外の有機化合物の総称である(なお栄養素のうち無機物はミネラルである)。
ある物質がビタミンかどうかは生物種による。MiFuPでは、ヒトにとってのビタミンを生産する機能をビタミン生産としている。

ビタミンの種類

ビタミンは化学的性質によって分類される。

脂溶性ビタミン

  • ビタミンA (レチノール、レチナール、レチノイン酸)
  • ビタミンD (コレカルシフェロール、エルゴカルシフェロール)
  • ビタミンE (トコフェロール、トコトリエール)
  • ビタミンK (フィロキノン、メナキノン)

水溶性ビタミン

  • ビタミンB群
    • ビタミンB1 (チアミン)
    • ビタミンB2 (リボフラビン)
    • ナイアシン (ニコチン酸、ニコチンアミド)
    • ビタミンB5 (パントテン酸)
    • ビタミンB6 (ピリドキサール、ピリドキサミン、ピリドキシン)
    • ビタミンB7 (ビオチン)
    • ビタミンB9 (葉酸)
    • ビタミンB12 (シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン)
  • ビタミンC (アスコルビン酸)
2003年にピロロキノリンキノンが新規のビタミンとして発表されたが、ビタミンかどうかは現在も議論が続いている。

ビタミン様物質

ビタミンの定義に当てはまらないにも関わらず、俗にビタミンと呼ばれている物質がある。このような物質を「ビタミン様物質」と呼ぶ。
  • 多価不飽和脂肪酸 (ビタミンF)
  • ユビキノン (コエンザイムQ)
  • リポ酸
  • オロット酸 (ビタミンB13)
  • パンガミン酸 (ビタミンB15)
  • カルニチン (ビタミンBt)
  • コリン
  • イノシトール
  • p-アミノ安息香酸 (PABP, ビタミンBX)
  • バイオフラボノイド (メチルヘスペリジン, ルチン)
  • ビタミンU

参考文献

  • Kasahara, T. and Kato, T. (2003). Nutritional biochemistry: A new redox-cofactor vitamin for mammals. Nature. 422(6934):832. PMID: 12712191
    ピロロキノリンキノンを新規のビタミンとして発表した論文。

関連外部リンク

MiFuPへのリンク

(更新日 2014/03/12)